ダニを含むハウスダストアレルギーからせきぜんそくを防ぐ方法
ダニを含むハウスダストアレルギーが原因で、ぜんそくになることがありますが、
ぜんそくの一歩手前の「咳ぜんそく」にかかる人が増えています。
風邪をひいているわけでもないのに、夜咳が出て目が覚める、
咳き込んで眠れない、という症状が思い当たるという方は、要注意かもしれません。
咳ぜんそくは、治療を早めに受けないと、ぜんそくに進行してしまうこのとある
怖い病気で、たかが咳、と侮れません。
咳ぜんそくの咳は、気道に炎症が起こって出てくるもので、
明け方から早朝に特に出やすいのが特徴です。
昼間は何ともないのに、夜に咳が多く出るのは、副交感神経の働きが強くなり、
気道を締めつけるためです。
咳ぜんそくの原因はずばり、ハウスダスト。
ダニだけではなく、花粉や黄砂、ほこり、カビなども含みます。
春や梅雨の時期、秋に風邪をひき、治ったと思っていたのに咳だけがしつこく続く、
という場合も、咳ぜんそくの可能性があるので、注意が必要です。
コンコンと空ぜきが続き、1〜2か月以上とかなりか長い期間続く人もいます。
1カ月も咳が続くようなら、迷わずアレルギー内科や呼吸器内科を受診しましょう。
早めに治療しないと、本格的なぜんそくになることがあります。
咳ぜんそくは成人がかかる割合が多く、目立つのは40代〜50代の年代で、
ついで70代以降の高齢者がかかることが多くなっているようです。
乳幼児ではあまり多くありませんが、ならないとも限らず、
咳ぜんそくはすべての世代でかかることがある病気です。
咳ぜんそくを予防するには、
・風邪をひかないように気をつける
・たばこの煙を吸わないようにする
・寒暖の差が激しい気候の際は、気温の変化を避けるため暖かい服装を心掛ける
・布団やまくらをよく洗濯して干し、ダニを含むハウスダストを除去する
・ペットの毛や花粉、黄砂などアレルギーの原因物質=アレルゲンを除去する
などが挙げられます。
心配な方は、空気清浄機を部屋に設置して24時間運転状態にする、という方法もあります。